活動状況

情報行動研究会

主 査 :  橋元 良明

幹 事 :  松田 美佐

研究会主旨: 

メディア環境が大きく変容する現代社会において、ユーザーの情報行動、コミュニケーションの実態を把握し、情報通信の発展に寄与する研究活動の一環として開催する。

2016年度 第1回情報行動研究会(学会大会)

テーマ : 

メディア環境の構造転換期における情報行動変容―日本人の情報行動調査から―

日 時 : 

6月26日(日)15:45~17:30

場 所 : 

東京国際大学第2キャンパス2013教室

報告者 : 

是永論(立教大学社会学部教授)
       北村智(東京経済大学コミュニケーション学部准教授)
討論者: 鈴木謙介(関西学院大学社会学部准教授)
司会: 橋元良明(東京大学大学院情報学環教授)
概要: 前半の発表では、近年インターネットの影響などにより大きな変化を迎えているテレビ番組視聴について、録画機器による視聴も含めた動向を情報行動の観点から明らかにすることを目的とする。具体的には、2005年からの時系列による比較と属性による比較から、現在において顕著な変化がどのような背景において生じてきているのかについて検討を行う。特に録画視聴に関しては、最近の増加が顕著であり、就業形態などとの結びつきも大きいため、生活状況との関係から詳しく見ていく予定である。

 後半の発表ではメディア環境の変容が進行するなかでの、情報行動における年齢効果、時代効果、世代効果の検討を目的とする。そのために、「日本人の情報行動調査」の2005年調査、2010年調査、2015年調査の3時点データをプールして、階層的APC(Age-Period-Cohort)分析を行った結果を報告する。この方法により、テレビ、新聞、インターネット利用における年齢効果、時代効果、世代効果について実証的な検討を試みる。

 

 

 

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